娘はピグマリオンで2才児のさんすうを終了してしまいましたが、2才児のさんすう由来の手作り学具は、引き続き第1グレードでも使用しています。なんとか本だけ入手してなんとか手作りで安価に……!と思っているママも多いでしょうし、私も実際そうでした。
そこで、現在奮闘中の方のために、今も現役の手作り学具の制作方法を紹介していきます!
ヌマーカステンの作り方
正直、これは材料選びに本当苦労しました。理由は皆さんも同じでしょうが、以下の通りです。
- ちょうど良いサイズの箱がない
- ビー玉の色がバラバラ
- 良い仕切り方が分からない
特に箱問題は深刻です。他のブログではアーモンドチョコレートの箱を使う方法等が紹介されていますが、小さい子供が触るものにお菓子が直接入っていた箱を使うのは、個人的にナシと判断しました。
最終的には箱探したけでも、かなりの時間をかけてしまいましたが、わが家としてはコレがベストだろう!という方法が見つかったので材料と作り方を紹介します。

- 透明ケース
- 壁紙リメイクシート(白)
- ビー玉(なるべく色をそろえる)
- 厚紙
本家ピグマリオンのヌマーカステンは、紙の箱をスライドさせて使いますが、スライド可能な箱は手作りするしかありません…。しかし上手く作れる自信はないので、クリアな横長の入れ物なら見つかるだろうと予想して、「半分見えない箱」を作る構想をして、箱探しをしました。
この箱(セリアとワッツで見かけました)だと蓋がパカパカ開くので、紙の箱をスライドさせるより、「右は何個でしょうか?」の答え合わせがしやすい所が良い点です。
逆に、プラケースとビー玉はガチャガチャと、少しうるさいのが難点です。
手作りヌマーカステンの手順
箱部分の全面と、蓋の右半分に、白いリメイクシートを貼りました。シールタイプなので、大体サイズ取りして、あとは少し重なるように貼ってしまえばOKです。マスキングテープやビニールテープでも代用可能ですが、透けにくいものが良いです。リメイクシートを選んだ理由は、大きめに貼って微調整した方が見た目が良いからというだけです。
次に、丈夫そうな厚紙を用意して、仕切りを作ります。縦は箱の縦幅よりビー玉1つ半分ぐらい短く、横幅ビー玉の3~4倍の長さに切ります。(大体でOK)
山折りで厚みをだして、箱の深さに合わせて左右に谷折りで羽を広げれば、仕切り板の完成です。あとは左にビー玉5個が入ることを確認して、適当にテープやボンドでくっつけましょう。ちなみに下だけ貼ってもグラグラするので、側面もテープで貼ると良いです。
ドット棒の作り方
本からドット棒のページをコピーして、厚紙などに貼り付ける方法もありますが、おススメはマグネットシートにしてしまうことです。わが家は本と同じサイズのドットを、本家と同じ赤青ドットをパソコンで作りました。

紙に印刷してマグネットシートに貼っても良いですが、印刷できるマグネットシートが100円ショップに売っているので、直接印刷すると楽です。
あえて一つコツをお伝えするなら、1シート100円のため、A4用紙になるべく隙間くドットを並べて節約することでしょう。
ドット棒の台紙はコピー用紙で!
ドット棒を置く台紙はだけマグネットシートじゃない方が良いです。まず、マグネットシートだけでは上手く貼りつかないですし、反りやすいです。だからといって、ホワイトボードに薄いマグネットシートを貼ると、大人でも取りにくさを感じます。

そのため、こんな感じで、ホワイトボード(B5サイズ)→コピー用紙の台紙→マグネットシートのドット棒と重ねるのがおススメです!
ドット棒が問題なくくっつくのはもちろんのですが、ズレた時に直すのも、片づけも、すべてが楽になります。
ドット棒の収納

片付けには100均で定番のスキット6を使用しています。本に載っているドット棒ABのサイズがピッタリと収まります!
ドット棒Aは分類しなくても探す手間がないので1マスに入れてしまい、ドット棒Bのみ数別に分けています。この上にコピー用紙の台紙を載せて、まとめて収納してしまいます。
親子カードの作り方

親のカードはコピーして色鉛筆でぬりました。が、実はこれ、2代目です。
初代はコピー用紙に印刷しただけでしたが、耐久性を出す為に厚紙に印刷というのも、そこまで分厚いものは家で印刷出来ないし、紙のコストも掛かります。
なので、適当なサイズとトレーディングカード用のスリーブ(なるべく大きめ)を100均で買ってきて、サイズを合わせた親子カードを作りました。
スリーブ入りなので、耐久性はもちろん、めくりやすさも向上しました。今後、手作りカード風のものは恐らくこの方式しか作らないでしょう。
競争ゲームの作り方

本は小さいのでA4またはB5サイズに拡大コピーしましょう。お好みで色を塗って、硬質カードケースに入れて使用しています。
うちの場合、これもホワイトボードに載せて使っています。コマを小さな磁石にするとズレないので、うっかり動いてどのマスにいたか分からないということがなく、遊びやすいです。
最初のサイコロは手作り推奨
最初から普通のサイコロを使うという手もありますが、3までの数字が定着しないと目を読むのも、駒を動かすのも大変です。
わが家の場合、目が読めるのは意外と早くからできましたが、出た目の数だけ駒を動かすという部分の定着に、時間が掛かりました。ピグマリオンの場合、まずは3までの数字の定着させることを目的としているため、最初に使うサイコロは手作りした方が良いでしょう。
サイコロも2才児のさんすう本に載っていますので、コピーして厚紙に貼るか、厚紙に印刷すると良いです。もしくは、普通のサイコロを3までのものに改造しても良いかもしれません。
お魚釣りゲームの作り方

本をコピーして色塗り…でも良かったのですが、こちらはお兄ちゃんに手伝ってもらい、折り紙で魚や海の生き物などを作りました。使い始めてからは、娘とも一緒に魚を折って、魚以外もいろいろと増えています(笑)
竿は100均で売っている木製の釣竿です。先端にマグネットも付いているし、リールもクルクル回せるので、楽しいです。
本家の魚釣りゲームのように使えているかはやや不明ですが、楽しそうなので良しとします。
(オマケ)ウッディブロックの代用
100均に売っている立方体の木材にやすりが消して使う方法が一番格安です。私も最初は挑戦しましたが、子供が安全に触れるまでヤスリを掛けるのはなかなか大変だったので、結局諦めて市販の積み木を買いました。なので、代用できる積み木を紹介します。
色があっても気にならないなら、くもんの図形キューブ積み木がイチオシです。2.5cm角の積み木が5色で50個入りです。平面や立体の形を作るための見本カードが入っているので、形づくりや積み木問題等、長く使えます。わが家にあるのもコレです。
色がない方が良ければ、理英会やこぐま会の立方体積み木も良いでしょう。3cm角と大きめサイズなので、小さな子でも積みやすいです。安定感を求める方もこちらがオススメです。
ちなみに本家ピグマリオンのウッディブロックは、くもんより小さく、2cmぐらいのサイズが25個で、ピッタリサイズの木の入れ物に入っています。
そのため、目をつぶった子供に握らせて「いくつかな?」とクイズをする時や、5×5のドット棒Bの代わりとして使うのにもちょうど良いです。そして小さいものを使って遊んだ方が手指の発達がうながされて器用になるので、巧緻性を高めたいなら本家もオススメです。
購入する場合は、値段もあまり変わらないですし、親の好みと直感で選んで良いでしょう。
作るなら時間を確保して!
色々と紹介してきましたが、本当に作る場合、それなりに時間が掛かるので覚悟してください(笑)当時、産休中だったの私は、そこまでは考えていなかったのですが、正直、そこそこ大変でしたね……。
手作りなので費用は抑えられますが、材料探し&作る労力を考えたら、時間がないワーママさんに「手作りしてみたら?」なんて安易に勧められません。
2022年9月現在、ヌマーカステンの単品販売は5,716円(送料込み)です。2才児のさんすう本が1,980 円なので、これだけで7,696円です。これに積み木を入れたら約1万円です。そして、新2才児のさんすうセットは15,760円です。
しかも、本には掲載されていない点描写のプリントが2セット付いてくるので、今の私なら…学具付きを買ってしまうでしょう。公式サイト以外では、Yahooショッピングでも取り扱いがあるので、PayPayのキャンペーンや1000円OFFクーポンなどでお得に買えます。
しかし実際に使った体験から、マグネット式のドット棒ABの使い勝手だけは太鼓判を押せるので、これだけは手作りもしくは改良するのがオススメです。ただし100までの数を扱うドット棒Cの手作りをマグネットシートで行うと割高になるので、あくまでも3までの数、5までの数の勉強に使うドット棒ABの場合です。
学具は一度作ると長く使えますし、わが家もいまだに競争ゲーム等を楽しんでいるので、少しでも参考になったら嬉しいです。