娘が2歳の頃から七田式プリントを始めるか、ずっと悩んでいました。ピグマリオンに不足しているのは「もじ」だけだと思っていたからです。しかし、3歳になったタイミングでプリントAを導入しました。さらに同じタイミングで、ピグマリオン家庭学習を2才児のさんすうから幼児能力開発講座の第1グレードへ進めました。
今回はその経緯と実際の取り組み方を紹介していきます!
七田式プリントに前向きでなかった理由
七田式プリントは息子も経験していませんし、今まで検討すらしていませんでした。理由は七田式の教室へ体験に行ったとき、教育方針が合わないのでは?と思ったからです。また息子の幼少期に各種通信教育のサンプルを取り寄せましたが、息子があまり乗り気でなかったことも影響していたかもしれません。
しかし、知育や早期教育に力を入れている家庭では「七田のプリントだけはやっていた」と聞くことが増え、年を追うごとに気になっていたことも事実です。
プリントを取り入れるまでの葛藤
ピグマリオンに毎日楽しく取り組んでいた娘ですが、このところマグプレートに飽きてしまったのです。その代わり、2才児のさんすう(本)から手作りした数量感覚のプリント、
「まず、この3つの能力を」の平面位置や点描写、線を創るなどのプリントの問題をたくさんやりたがるようになりました。ピグマリオンの公式サイトからもサンプルのプリントをダウンロードできるのですが、こちらも楽しそうに取り組みます。

あれ?最近マグプレート全然してくれない?
プリントばっかりやってるけど、このままで大丈夫なのかなぁ……。
もう本当に悩みました。ピグマリオンへも相談メールを送りましたし、まだマグプレートのお手本集は15枚以上残っているし……。指先の発達や具体物からの刺激で能力を育成したかったので、プリントばかりにしたくもありませんでした。
そして私自身も、子供の好きなことを伸ばすという育児方針なので、無理にマグプレートをさせることはしません。七田式の教室は違う気はしていたけれど、今やりたいことがプリントなら、それだけ取り入れても良いのかな?と思い、ついにプリントAの購入に至りました。

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実際にプリントAを取り入れてみた感想
普段、ピグマリオンの白黒プリントなので、カラープリントの七田式が珍しかったのか、楽しそうに取り組んでいます。2歳半から取り組める七田式プリントAですが、A1から取り組む場合、今の娘にはちょっと簡単すぎました。
特に、ピグマリオンをしている子には数のプリントは不要だと感じました。とは言え、本人が楽しそうなのでOK!として、ピグマリオンの後や、オマケのワークとして取り組むことにしました。
「まず、この3つの能力を」の場合、ちぎり絵はB5サイズの大きなイラストです。本当は指先でちぎるのですが、まぁ大変なので、折り紙のちぎり貼りやぬりえをして、ハサミで切るのが日常です。でも、B5サイズの絵をていねいに塗るって、結構、根気がいるんです。(それも狙いの一つですが)
一方で、七田式プリントはA4サイズのプリントに問題が2問。そのうち1問が「果物の絵の中からみかんを見つけて塗りましょう」といった気軽さなので、ささっと楽しそうに塗っています。そして、1つ塗ると他も塗りたくなるらしく、気づけばたくさんの塗り絵をしている…といった具合です。
この、「ちょっとやってみる」というのが七田式プリントの作りの上手いところですね。恐れ入りました。
楽しいことは良いけれど図形にも取り組ませたい母の作戦
七田式プリントで、プリント欲を補完したところで、次の母の作戦開始です。はい、ピグマリオンを2歳児のさんすうから、幼児能力開発講座の第1グレードへ進めました!
正確には「2才児のさんすう」は卒業、「まず、この3つの能力を」は継続です。ちなみに私は2才児のさんすうの学材はすべて手作りしたので、実際に購入したのは、幼児能力開発講座:第1グレード(2才児のさんすうセット購入済)です。
進んだ理由のひとつは、ピグマリオンにも相談した結果「今の取り組みがある程度できているようなら次に進むのもあり」という回答をもらったことに背中を押されたことです。いつか進のだし、ダメなら戻れば良い、という思いもあったかもしれません。
そしていざ第1グレードを始めてみると、目新しい天地パズルや色板トントンが楽しくて、また図形遊びができるようになりました。特に色板トントンは小さな釘も木のパーツも使いこなすのは大変なのですが、木づちでトントンするのがとにかく楽しいようです。
また幼児能力開発講座はメインのプリント教材以外も豊富なので、娘のプリント欲もついでに満たせました。
正直、3歳ピッタリから第1グレードは難しいんじゃないかな?と思ったのですが、数能力は2才児のさんすうで鍛えられた子には簡単すぎるレベルでした。とはいえ、その他の知力育成プリントは経験することで、認知と語彙も高まります。娘は影絵の問題だけは苦戦しているので、やはり第1グレードから始めて良かったです。
通常の第1グレードのカリキュラムでは、ピグマリオンの取り組みは週1回、合計48回約1年かけて行います。しかし、毎朝ピグマリオンの習慣がついている娘なので、「まず、この3つの能力を」に「第1グレード」を織り交ぜながら、毎日取り組んでいます。
取り組み内容例
- 童謡歌唱
- 折り紙/キハチ/線を創る/ちぎり絵/ぬりえ
- 色板トントン/天地パズル/(マグプレート)
- 平面位置/点描写
- 知力育成プリント
- 数字遊び(親子カード、数カード、ヌマーカステン、ドット棒、花はじき等)
- 数字プリント
- かえるピョンピョン/競争ゲーム/花はじきor積み木つみ/親子カード
- 七田式プリント(夕方やることも)
- プリントをファイリング
ピグマリオンやはまキッズの幼児教室の体験授業を参考にして、こんな感じで取り組んでいます。時間がないときは早めに終わるものを選んだり、逆に休みの日は朝だけでたっぷり1時間以上使って取り組んだりできるのは家庭ならではの良さです。
例えば、カエルピョンピョンや競争ゲームは何度もしたがるので、一度始めると本当に時間がかかります。なのでお兄ちゃんも巻き込んでみんなで勝負したり、ちぎり絵等から壮大な制作遊びの時間に発展したりすることもあります。
逆に七田式プリントは1人でできる内容もあるので、ごはんの支度をしている間に取り組んでもらい、終わったら教えてもらったり、どうしても時間がない日は取り組まないこともあります。
子供の好きを伸ばそう
知育や早期教育など、幼児教育はやっぱり子供の「好き」を伸ばすのが大切だと感じます。ピグマリオンメソッドでも「子供が楽しいと思えることが高い能力を育てる」という点が一番の共感ポイントなので、無理強いはしません。(小学生以上はちょっと別です)
でも結局、嫌だと思ってしまうと大して伸びませんし、本人のやる気も出ません。今回悩みに悩んだ結果、七田式プリントAとピグマリオンの第1グレードを導入したことで、娘の気分が一新し、取組もグレードアップさせられたのは大成功でした。
ただ、やりすぎるとお腹いっぱいになって嫌になってしまうのようなので、見極めは大切です。兄は好きになったらとことんやるタイプでしたが、娘は腹八分ぐらいが良いのかもしれないと感じました。
今後も飽きさせずに、楽しくつづけていけるように工夫していきたいです。