年長のお子さんがいる家庭は、学校説明会の時期でしょうか。新1年生としての準備が進み、今までの幼児生活からステップアップを間近に控えて、期待と不安をにじませながら、少しソワソワした気持ちで日々過ごしているかもしれませんね。
通信教育を受講していれば、小学校の紹介が数ヶ月にわたって特集されていて、食い入るように読み込んでいる姿が目撃されているでしょう。しかし、それ以外の家庭は、通学路を歩いてみたり、外からのぞいてみたりすることでしか、小学校を身近に感じることはしにくいでしょう。
そこでオススメなのが、学研の「入学準備そしてポプラ社の「小学生になったら図鑑」です。
学研 入学準備の図鑑
まずは、かわいらしい新一年生のイラストが目印の学研の「入学準備の図鑑」を紹介します。
一般的な図鑑とは違い、小学校生活にスポットを当てた本なので、年長さんのいるご家庭すべてにオススメですが、特に不安感の強いお子さんこそ、ぜひ一度見てもらいたいです。内容は、「小学校ってどんなところ?」「1年生になるまえに」「1年生の授業」の三部構成です。
この図鑑の良かったところは、写真の量です。本物の小学校を撮影に使用しているので、「自分が小学生になったらこんな感じかな?」とお子さんでもリアルにイメージすることができます。教室、給食、持ち物等、大人では説明を省いてしまいそうなひとつひとつが、しっかりと盛り込まれています。
子供目線での書き方が強いので、精神的に幼い子や、学校の事を全く知らない子にオススメです。
ポプラ社 小学生になったら図鑑
次に、青い表紙が鮮やかなポプラ社の「小学生になったら図鑑」を紹介します。
こちらの図鑑は「1ねんせいの1にち」という32Pの写真ページから始まります。登校から下校までを絵本のように描かれているので、ここだけ何度もじっくり読む子もいるかもしれません。
本章は「がっこう」「せいかつ」「ともだち」「がくしゅう」「あんぜん」「なぜ?なに?どうしよう!」の6章構成です。
子供が知りたいことももちろん書かれていますが、大人が知っておいてほしいことが充実しているのはこちらの本だと思います。例えば、「友達づきあいのマナー」のページでは、「ひそひそ話をしない」「かしかりしてはいけない物」「友だちの家では」といった項目まで取り上げられています。また、保護者がフォローしやすいようにページの下部には「おうちの方必見」として、子供につたえるポイントまで書かれています。
小学校のことだけではなくて、プラスの情報まで知りたい・知ってほしいという家庭にオススメです。
まとめ
年長さんは、早く小学生になりたいという期待感と、小学校ってどんなところか分からず不安な気持ちが入り混じっているでしょうから、こういった本を使って楽しい小学校生活の準備を進めてみてはいかがでしょうか。