小学校1年生になり、読める漢字が増えてきました。そう、駅名です!すると、我が家の子鉄くん、「路線図が欲しい」というようになり、コロナ過で旅行や帰省はおろか、満足に鉄道にも乗れない息子のために、ママチョイスで子供向け路線図の本(ふりがな付き!)をプレゼントしてみました。
JR私鉄全線地図でよくわかる鉄道大百科
小鉄「えっとね、見やすい!」
素直な感想ですが、小1に語彙力を求めてはいけませんね。でも、レイアウトが見やすいんです。中身は、「鉄道の基本」という図鑑的なページが少しあった後、電車→路線図の順で地方ごとに紹介されています。路線地図は正縮尺で、県庁所在地や、特産物なんかも載っています。
さすが、Amazonで「子鉄(鉄道ファンの子ども)のための鉄道大百科の決定版」と紹介されているだけあります!
そして、私の個人的なオススメポイントとしては、付録の「新幹線全線&JR特急列車系統MAP」です。新幹線の路線図は鉄おもの紙面などでも度々取り上げられますが、特急MAPはあまり見かけません。日本地図上に、JRの特急がどう走っているのか一目でわかるので、主要都市とその経由地を覚えやすいのです。
例えば、「サンライズは岡山駅で出雲と瀬戸に切り離される」と文字情報だけであるよりも、南北に分かれる路線を見ることで、目的地の位置関係や大体の距離感がつかめます。また、ターミナル駅にはいくつもの路線が乗り入れているので、視覚的に「主要都市」であることも分かりやすいです。
めざせ鉄道博士! 日本全国鉄道路線地図
子鉄「だって電車がすきだから~」
はい、カッコいい写真がたくさん載ってますからね。タイトルのめざせ鉄道博士!に恥じない車両の充実ぶりです。全体の印象としては、路線図<車両というイメージなので、より小さい子向けというか、入門編にはこちらかもしれません。紙質もしっかりしているので、小学校1年生ならこっちが先でも良いと思います。
とはいえ、こちらも生縮尺の路線地図なので、内容は本格的です。
電車を見よう!撮ろう!乗ろう!日本鉄道地図鑑
これは上記2冊を購入した後に見つけた良書です。地図が地図帳のように平野・山地が分かれているタイプなので、線路の場所と地形の関係を一緒に学べます。この種類の路線地図は、他の本では見たことがありません。地理に力を入れたいのであれば、これがオススメです。
また、鉄道写真の撮り方や、合成写真の撮り方なんていう、ちょっと変わったネタもあるので、広く楽しめます。
首都圏版 鉄道地図鑑
首都圏のJR・私鉄・地下鉄に特化した路線図の本です。駅や電車内にあるような路線図と生縮尺の路線地図、車両の写真がたっぷり詰まっているので、東京近郊の電車は完全網羅できます。
写真だけでなく、精巧なイラストも掲載されているので、他とはまた違った魅力も持ち合わせた本です。関東の子鉄くんにオススメです!
列車といっしょに大冒険! 日本の鉄道路線図スーパーガイド
こちらの地図は県ごとに色が塗り分けられているので、県の形が良く分かります。旅に出たくなる「鉄道旅マンガ」があったり、雑誌のようなつい読んでしまうレイアウトだったりするので、鉄道や地域の知識が身に着けられます。本の好きな子にもオススメです。
まっぷるキッズシリーズ
小学校低学年向けとして発行されていますが、幼児から楽しめる漢字にルビ付きの鉄道路線地図の本です。本気の子鉄くんなら、2歳ごろから楽しめます。文字が大きめで、地図も載っていて、子供にも親しみやすいイラスト入りの作りのため、お気に入りの1冊になるでしょう。
うちの子鉄くんが2~4歳ぐらいで見かけたら即購入だったと思われるシリーズです。2021年に発売された新しい本なので、残念ながら、わが家は購入前に卒業の年になってしまいました。
ポスタータイプの路線図
ふりがな付き鉄道路線図(首都圏)
電車でおぼえる! 日本地図 おふろにはれるよ!
本屋で見つけたときは衝撃でした。なんとこちらは、北海道新幹線や西九州新幹線まで載っている最新盤の日本地図ポスターです。実写の写真付ですし、新幹線も特急も載ってますし、今買うなら絶対コレがおススメです。
まっぷるキッズ はっておぼえる 日本全国JR特急
幼児向けの日本地図+特急の路線図です。お風呂にも貼れちゃう優れもの!新幹線バージョンもあるので、小さいうちから使えます。
番外編1:日本の路線図
こちらは地図ではないのですが、いわゆる駅や電車に貼ってある路線図をまとめた本です。
北海道から沖縄まで日本全国149社(路線)の公式路線図が載っているので、資料としても大人の鉄道ファンも楽しめる1冊です。
番外編2:JR私鉄全線地図でよくわかる鉄道大百科(2021年版) Kindle版
えっ?2021年版??と思ったら、Kindle限定で最新版が出ているようでした。というか、今初めて知りました。
我が家は紙派なのでいったん購入は見送りますが、気軽に持ち運べるのは良いですよね。旅行のときに欲しい!となりそうです。その頃は2022年版とか、次のものが出ているのでしょうか。
めちゃくちゃ気になります。こっそり買おうか悩み始めました。
まとめ
正直なところ、どちらも素晴らしい本なので、子供や親御さんの好みで選ぶのが良いと思います。見ているうちに、漢字も地名も勝手に覚えてくれます。日本地図も全体だけでなく、地方ごとに見慣れるので、地形もインプットされるかもしれません。
そして何より、全国の鉄道や乗換駅にもとっても詳しくなり、親はあっという間についていけないレベルまで到達します。ただ、駅名って県庁所在地を含む、都市名が付いていることが多いので、小学校高学年以降で始まる地理の土台がきっちりと仕上がること間違いなしです。
ゆくゆくは、どうしてここに鉄道がはしるのか、なんてことまで考えられるようになったら良いですね!