うちの子は、1歳のクリスマスにトイピアノをもらったのですが、当時、まったく興味を示しませんでした。
それどころか、歌もダンスも苦手で、リズム感も良くなく…ピアノ経験者の母としては少し悲しくなるレベルでした。
ところが、ある方法を取り入れてから、ピアノに興味を持つようになったんです!
既に幼少期からピアノを習っているご家庭では参考にならないでしょうが、未経験の方はぜひ参考にしてみてください。
ピアノの鍵盤に目印をつけよう

子供は鍵盤に音階があることも知りません。そして、どこを、押せばどんな音が鳴るのか理解するには時間が掛かります。
興味のある子は頑張って覚えてくれるかもしれませんが、関心の低い子は覚える前に嫌になってしまうので、まずは目印を付けます。
お子さんの年齢に応じて数字またはドレミを書いたシール等を貼ってください。
数字にする場合、ドは1、レは2…といった感じで高いドの音まで、8枚のシールを貼ります。
弾きたい曲が納まらない場合は、該当の音だけ2~3枚追加してください。
この時に貼るシールは、ダイソーに売っている丸いマスキングテープで出来たものを使うと後からキレイに剥がれるのでオススメです。
通常のマスキングテープでも良いのですが、弾いているうちに角が汚くなりやすいので、たくさん弾かせたい場合は丸型にしましょう。
弾いて聞かせてみよう

次に、お子さんの好みに応じて、駅メロ、ミュージックホーン、ドア開閉音等を弾きます。おそらく、大抵の子はこれで食いつきます。
難易度でいくと、開閉音→ミュージックホーン→駅メロでしょうか。
わが家は小田急のミュージックホーンのお世話になりました。
※以下、楽譜を参考にしてください

これを弾くと、小鉄の目が輝き、「知ってる!」という顔でこちらを向きます。でもここは我慢して、淡々と弾きましょう。
完全に食いついたら、こっちのものです。弾く場所を教えてあげましょう。
弾き方を教えよう
いきなり鍵盤を弾かせるのではなく、番号やドレミで歌いながら、弾いているところを聞かせます。
次に、一緒に歌ってみましょう。ただし、嫌がる場合は無理にさせなくて構いません。
やりたがったら子供の指を誘導しながら弾かせましょう。番号やドレミの歌詞が頭に入っているので、鍵盤を探しやすくなります。
ちなみに、この方法はヤマハの音楽教室や保育園などの教育現場でも採用されているんですよ。
鍵盤を抑える場所さえ合っていたら大いに褒めてあげてください。
満足するまで弾かせよう
一度弾けるようになった子供は、何度も何度も繰り返します。
親が先に飽きてしまいそうですが、ここで「もういい」なんて言ってしまうと台無しなので、ひたすら付き合ってください。
あとは、徐々にレパートリーを増やしていくだけです。
小学校に入ってからの音楽の授業はもちろんですが、幼稚園や保育園でも鍵盤ハーモニカ等で合奏する機会があるかもしれません。少しでも興味を持たせてあげられたらいいですね。