息子は関西の公立小学校に通っています。1年生の間に実際に掛かった学校関係の出費は全国平均と同等の11万円でした。これに学童や習い事に掛かる費用を足した金額が、わが家の場合の年間で必要な教育費だと分かりました。
しかし、学童に預けられない学年となり、放課後や長期休暇の過ごし方によって費用は大きく変わります。ということで、今回は高学年になった場合の放課後の過ごし方と教育費について考えてみます。
ワーママを悩ませる小4の壁とは?
一般的に学童は3年生までしか預かってもらえません。学童がなくなった4年生はまだ幼いと感じることも多く、放課後の過ごし方、特に夏休みなどの長期休暇の生活には頭を悩ませます。子供を1人で留守番をさせても、最初はおとなしく家で過ごしたとしても、毎日続くとなると心配事や危険が増えることは目に見えています。そうなると、1日中1人きりで過ごさせるのは難しいという結論になり、次の預け先を見つけるか、仕事をやめるかの選択に迫られます。これが、いわゆる小4の壁と言われており、保育園・学童と乗り越えてきた家庭も、このタイミングで働き方を見直すことがあります。
学童以降の選択肢は学習塾が本命?
小4の壁まで乗り越えると、その後は子供も大きくなるため、ワーママも働き続けやすくなってきます。そのため、小4の壁を乗り越えるための選択肢はどんなものがあるでしょう?
- 民間の学童
- 習い事の掛け持ち
- 学習塾
- 祖父母に預ける
それぞれ、長所と短所がありますが、費用面・時間面共に現実的な選択肢を絞り込んでいくと、実は学習塾が残りやすいです。特に夏休みなどの長期休暇中、塾によっては朝から自習室を使わせてもらえる場合もあるため、夏期講習と合わせて、かなりの時間を塾で過ごす子もいます。
中学受験塾は3年間で300万!?
塾の中でも、子供を長時間預かってもらいやすいのは中学受験のための進学塾です。関東ならSAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーなど、関西なら浜学園、希学園、馬渕教室…など色々ありますが、中学受験塾は4~6年の3年間で約300万円ほど必要と言われています。HPには通常の授業料や入学金が掲載されている塾もありますが、夏期講習や模試の費用は別途必要です。
中学受験塾に入った場合の教育費は?
実際の中学受験塾は学年が上がるにつれて費用はかさみます。また。受講するコースやオプションによって変わるため、一般的には最難関コースほど高額になります。今回は目安として。4年生は60万円、5年生は90万円、6年生は150万円としておきます。
学校関係費 | その他教育費 | 合計 | |
---|---|---|---|
1年 | 116,831円 | 214,451円 | 321,281円 |
2年 | 116,831円 | 214,451円 | 321,281円 |
3年 | 116,831円 | 214,451円 | 321,281円 |
4年 | 116,831円 | 600,000円 | 716,831円 |
5年 | 116,831円 | 900,000円 | 1,016,831円 |
6年 | 116,831円 | 1,500,000円 | 1,616,831円 |
4年生の教育費は3年生と比べて2倍、6年生では5倍と驚愕の費用が算出されました。4年生までにどれだけ教育費を貯めておくかが大切だということがよくわかります。また、実際に私立中学校へ進学するした場合、さらに費用が必要になるため、共働き家庭とはいえ、家計は計画的に引き締めていかなければいけません。
中学受験塾も視野に入れて教育費を準備しよう
民間の学童の利用料も月額5~10万程と3年間利用したら中学受験塾に匹敵することを考えると、その後の学びの基礎をしっかり固めてくれる塾は魅力的です。
小1ワーママの結論としては、4年生以降の通塾を視野に入れて教育費を貯めることにしました。実際の費用を目の当たりにしたところで、貯蓄と投資でしっかりと教育費を蓄えていこうと思います。