つみたてNISAで教育費の運用を始めた

アイキャッチ投資方法

私はもともと、貯蓄や教育費はすべて銀行の預金口座に貯蓄していました。しかし超低利息時代の現代、銀行に預けておくだけでは増えないのは目に見えています。

そこで、一定額が貯まったタイミングから、資産を分散しながら運用するために、つみたてNISAと仮想通貨、ほんの少しの投資信託を利用し始めました。

すべて将来の教育費を見据えて中長期で保有するため、定期預金のように毎月コツコツと少しずつ投資しています。

つみたてNISAとは?

つみたてNISAは2018年に始まった、少額からの資産運用を支援してくれる制度です。通常、株式投資や投資信託で得た利益は所得税を納める必要がありますが、つみたてNISAでは、毎年40万円までの投資額を最長20年間、非課税で投資することができます。投資できる銘柄は、金融庁が許可した約190の投資信託で、金融機関や証券会社によって、取り扱っている銘柄が異なります。(2022年1月現在)

つみたてNISAは、楽天証券マネックス証券SBI証券などで取り扱いがあります。

初心者がつみたてNISAを選ぶメリット

投資商品なので、福利が期待できるということ以外にも、つみたてNISAには様々なメリットがあります。初心者ならではのメリットを厳選して紹介します。

100円から投資できて、いつでもやめられる

つみたてNISAは年間40万まで非課税ですが、満額使い切る必要はありません。最低100円から買える金融機関も少なくないので、少額からとりあえず始めてみるということができます。また、いつでも解約できるので、投資には向いていなかったとか、資金が必要だとかいった場合にも安心です。

長期保有は損をしにくい

つみたてNISAは長期保有前提の優遇制度なのですが、投資において長期保有というのは比較的損をしにくいです。長期保有する場合、売却までに価格が上下することは当然です。つまり、購入時の金額がいくらであっても、それより高い時に売れば良いということです。

非課税枠が多い

一般NISAの場合、120万円の投資枠が最大5年間非課税です。それに比べて、つみたてNISAは40万円の投資枠が20年非課税です。NISA口座は1人1つしか開設できないため、単純計算するとつみたてNISAの方が200万円分、節税できる可能性があるということです。

銘柄が少ないので選びやすい

投資商品は種類も多いですが、つみたてNISAの場合は190あまりの銘柄から選ぶだけなので、迷うことが少ないです。正直、それでも十分な数ですが、悩みすぎて機会損失するのであれば、買いやすいつみたてNISAに絞るのも手です。

つみたてNISAにリスクはないの?

投資商品なので、もちろんリスクも注意すべき点もあります。たとえば、学資保険など元本保証された保険商品と比べると、価値が下がる可能性があるのは確かです。その他にも、つみたてNISAの仕組みを知らならかったことで「損した!」とならないために、リスクは必ず把握しておきましょう

元本割れする可能性がある

大前提ですが、投資商品なので、購入した時と比べて、売却時の値段が下がる可能性はあります。たとえば、直近だとコロナショックで株価が下がりましたよね?同時期に投資信託も市場全体で値下がりしていました。お金が必要なタイミングで世情が悪い場合、いくら安定している銘柄を選んでも、元本割れする可能性がゼロとは言えません。

年間40万の非課税枠は翌年に繰り越せない

年間40万円という非課税枠は上限のため、1年目は20万、2年目は60万といった投資はできません。上限いっぱいまで使わないともったいないと思うかもしれませんが、NISA制度があるうちに使うという選択もあります。

年末の保有額が40万分ではない

非課税枠は売買して最終的に40万円分ということではありません。40万円分購入して、同年に売却したら、追加で購入することはできないので、注意しましょう。

もっと早く始めればよかったと思っている理由

私も以前は、投資に手を出すのは怖かったので、長男が生まれたタイミングでは、学資保険の代わりに、低解約返戻金型の終身保険を契約しました。でも、今となっては、あのタイミングこそつみたてNISAを始めるべきでした。子供を2人以上産む場合、20年後って一番お金が掛かる可能性があります。今やり直すのであれば、先につみたてNISA、そのあとで低解約返戻金型終身保険とすると思います。

それでも私がつみたてNISAを始めた理由

今さら感がありながらもつみたてNISAを始めた理由のひとつは、投資できる期間が2042年までだからです。資産もリスクも分散したい我が家にとって、最長20年のつみたてNISAを迷っているよりは少額でも始める方が将来のためになると思いました。

2024年以降は新しいNISA制度に変わるので、現行のつみたてNISAとして非課税枠を使えるのは2023年までです。今年はつみたてNISAが、一番長く積み立てられるラストチャンスですので、まだNISA口座を持っていない方は、一度検討してみてはどうでしょうか。