3歳娘ですが、本格的に(?)小学校受験のための取り組みを始めることにしました。正直、「お兄ちゃんと同じ学校に行きたい!」と言われる可能性もありますが、日々の生活の中にお受験準備を仕込み始めました。
まずは現時点でやるべきこと・やっておいた方が良いことを把握するために、ゴールを見据えて、簡単な計画を立てます。一般的なやり方ではありますが、備忘録として、また今後お受験を考えられる家庭の少しでも役に立てればと書き記しておきます。
ステップ1 受験予定日までの時間を知る
まずは予定を立てるために、受験の日程と受験問題を知る必要があります。関東など一派的な小学校受験は10~11月頃に行われることが多いです。しかし、関西では私立の場合、早いところでは8月開始、国立では1月というように、受験時期がバラバラです。わが家は関西の国立小学校なので、受験は1月になる予定です。残り○ヶ月、と考えると意外と時間がないことに気づきます。
ちなみに2022年9月時点では、娘の受験まで残り39ヶ月です。子供の成長としては大きく伸びる時期なので、「受験」に囚われすぎず、潜在能力を育てるつもりで進めていきたいです。
ステップ2 受験問題を知る
小学校受験といっても、受験問題や面接形式は色々です。志望校が決まっていない場合は、お受験じょうほう等のサイトで学校研究から始めますが、うちは国立専願と決まっているので、ニチガクの過去問集を購入しました。色々とセットになっている物もありますが、最初に相手の出方を知るには1年分の過去問と入試形式が把握できれば十分です。過去問を購入すると、対象校におすすめの問題集も教えてくれるので、必須事項は把握できます。
また理英会出版でも学校別のばっちりくんドリル対応表というものが公開されているため、ペーパー類の傾向に関しては、こちらも併せて参考にすると良いでしょう。
ステップ3 時間の掛かる対策から計画する
試験の中でも体得に時間が掛かるのは、制作などの巧緻性と運動でしょう。志望校の試験内容によって、どういう作戦を取らなければいけないのかはもちろん、対策に必要な時間も変わってきます。
娘の志望校は早めに取り掛かった方が良さそうな項目が多く、素人目線ですが、比較的受験が大変な学校なのではないかという印象でした。志望校に強いお受験塾に入れてしまうのも良いですが、今は時期尚早と考え、ひとまず見送りました。
ちなみに関西の小学校受験塾で有名な「しょうがく舎」や「ヘッズアップセミナー」では早ければ9月から新年度のカリキュラムが始まります。人気の教室に入会希望の場合は、早めにスケジュールを確認すると良いでしょう。中学以降の受験は2月開始なので、ちょっとギャップに驚きました。年中に上がる年までには、真剣に考えないといけませんね。
おおまかなスケジュールが立てられたら、あとはコツコツと進めながら調整していくだけです。
ステップ4-1 時間の掛かる能力~運動編~
体得に時間がかかるものの代表は運動能力でしょう。日々の公園遊びでは積極的に鉄棒やボール遊びを取り入れたり、ケンパ、マット、なわとびなど、家でもできそうなこともたくさんあります。
居住空間が許せば、ボールつき・ボール投げの練習や鉄棒も可能ですね。ちなみに鉄棒は既に持っていて、3歳娘はぶら下がっています。まだケンパはできませんが、代わりに(?)トランポリンで跳ねています。
ステップ4-2 時間の掛かる能力~制作編~
巧緻性自体は指先の発達に力を入れているピグマリオンでも鍛えられます。しかしガッチリとした「制作」となると物足りないです。3歳であれば折り紙やぬりえから始めて、お絵かき・ハサミ・のり・テープ・ひも結びなど道具の正しい使い方を教える段階なので、この辺りまではピグマリオンの取り組みの中で身に着けていけそうです。
紐・リボン・輪ゴムなどは、結び方も発達に応じて別途教えていきたいです。
ちなみに、基本ができてからの応用は、4歳以降にこぐま会などの小学校受験向けの制作キットを使用するのも良さそうですね。
ステップ4-3 常識や季節感
受験するのは生まれて数年の子どもです。マナーや常識、季節感があるわけもなく、多くの子が苦労すポイントです。公共の場でのマナーや食事のマナーなども含めて、日々コツコツと伝えていくしかないでしょう。
また季節や自然に関する知識は、田舎でおじいちゃんおばあちゃんと暮らしていれば自然と勝手に身につく部分も多いでしょうが、都会っ子は大変です。積極的に草木の多い公園へ行ったり、スーパーの売り場に同行させたり…というのは、試験から1年では難しそうなので、一刻も早く始めるべきものの一つですね。
動物・昆虫・水辺の生きもの・植物などの自然系は特に、親の興味に引っ張られず、満遍なく触れさせる必要がありそうです。
季節の花が見られる場所を知っておいて、定期的に足を運んだり、散歩や登園中に見かけた四季の花や虫も見つけて、触れさせていく必要があります。この辺りは、子供向けの図鑑との併用が良さそうですね。
ステップ5 親子面接や行動観察対策
これに関しては塾に頼むのが一番だろうと感じています。家で面接ごっこはできても、本番で通用するかと言われると難しいです。しかし、日ごろからマナーや心遣い、親子での会話や教育方針のすり合わせなど、コツコツとできることはたくさんあります。
しかし行動観察がグループで協力して行う試験の場合は、家で練習というのは難しいです。日常生活で協調性を養っていく試みをしたとしても、いきなり試験当日に上手くできるかと言われれば、まぁ余程優れた子でなければ難しいでしょう。
という事で、この点は家で伸ばしつつも、最終的には塾頼みと予定しておきます。
手っ取り早く家庭で何か始めるなら通信教育から
試験内容を知れば知るほど、家庭内で早くから始められることが多いと感じました。
ちなみに手っ取り早く何か受験対策を始めたい!というのであれば、モコモコゼミを試すのが良いでしょう。小学校受験でも定番の「こぐま会」の教材を使い、中学受験塾で有名なSAPIXの通信教育と提携した幼児向け通信教育で、難易度もピカイチです。
イラストはかわいく、一見ゆるふわ系に見えますが、ペーパー対策になるような頭を使う問題ばかりです。元々は冊子の教材だけでしたが、オンラインアニメーションが連動するようになり、さらにパワーアップしました!初回無料で試せるので、何から始めて良いか分からないけど決められない!という場合はモコモコゼミをおススメします。
季節感や運動面を大事にしたいのであれば、幼児ポピーが良いでしょう。行事や自然は写真やイラストで丁寧に解説されています。また、スゴロクのような昔ながらの遊びや、紙工作が毎月ついてくるので、制作にも一役買ってくれます。
そしておそらく、通信教育で唯一の運動のコーナーでは、縄跳び・逆上がり・跳び箱…といった運動ができるようにするための練習方法を毎月教えてくれます!いつだったかは忘れてしまいましたが、お受験で有名なクマ歩きの練習をする号もありました。志望校が秋入試の場合、1年先取りしておくと、受験時期に間に合いますね。
良い意味で地味なので、ある意味お受験向きとも言えそうです。
家庭で出来ることはもりだくさん!
国立小学校って、本当に色々すべきことがあって驚愕でした。しかし、ピグマリオン等すでに始めておいて良かった部分もあったことに少しだけ安心しました。
ちなみに私の育った家庭では、季節や行事を大切にしており、自然の多い場所へも良く遊びに行っていました。そして躾に厳しい祖母もいたので、季節や常識系の知識はそれなりにあったように記憶しています。
その経験から、誤解を恐れずに言うと「日本人的に丁寧に暮らす」ことも対策になると感じたため、いろいろな事に興味を持たせながら、日々の生活に取り入れることを強化しようと思います。