ピグマリオン家庭学習第1グレードを終えて

教材

娘が3歳5か月で、ピグマリオンの幼児能力開発講座の第1グレードを一通り終えました。現時点で出来るようになったことや、取組の様子についてご紹介します。

開始から5ヶ月で終了の理由

ピグマリオン家庭学習の幼児講座は全部で48回分、1週間に1回ずつ進めるように作られています。そのため、コツコツと毎週取り組めば約1年かかります。うちの子が約半分の期間で終えられた理由としては、第一にやる気があり、お休みの日を中心にどんどん取り組みを進めていたからです。また幼児能力開発講座の前に、「2才児のさんすう」「まず、この3つの能力を」などで数能力や指先能力を高めていたため、比較的スムーズに進んだことも要因の一つでしょう。

早々と終えて能力が高まったのか?

振り返ってみると、5か月前に比べて色々なことができるようになりました。

  • 4×4までの点描写
  • 〇×△□を描く
  • 数字(1~31まで)書く
  • 5までのたし算ひき算
  • ひらがなを一文字ずつ読む
  • 自分の名前をひらがなで書く
  • 競争ゲーム(すごろく)でサイコロの目の数だけ進める

文章で伝えやすい力ですと、この辺りでしょうか。巧緻性やパズルを考える力も以前に比べるとついてきています。色板トントンは小さな釘を1人で穴に刺して、木づちでトントン打てるようになりました。

ひらがなは七田式プリントと百円ショップのお風呂ポスターのおかげです。

どっちの図形が上?や、絵の記憶、大小、前後、影絵などは、初回からほぼ全問正解だったので、その辺りも困らなかったポイントかもしれません。花はじきを積んだり、ひも通しをしたりすることや、カエルピョンピョンはすぐにできるようになりましたが、今でも楽しく遊んでいます。

今もできないことは?

第一グレードに含まれる分野で、特に苦手だったのは天地パズルと点描写です。

天地パズルはどの形をどこに置くか線が引かれているものとそうでないプリントがあります。当然、線の入っているものは並べるだけなので簡単ですが、外枠だけのものは苦労します。「ぱったんしてみたら?」と裏返すための声掛けをしたり、「大きいものから探そうね」っといったヒントは、開始時から現在までずっと出し続けています。しかし、まだ辺の長さや角度を意識できていないと感じるため、くもんのタングラムなどの類似パズルも含めて、時間のある時に少しずつ取り組んでいます。

点描写はピグマリオンの教材を反復していましたが、第1グレードに付属する点描写⑧が途中で挫折しました。メインの教材ではないものは後回しでも良いのですが、点描写は毎日取り組んだ方が良いとピグマリオンの伊藤先生がおっしゃっていたこともあり、こぐま会のひとりでとっくん点図形1を2周してから再チャレンジしているところです。

また、ピグマリオンの切り絵も3歳用としてはかなり複雑なので、上手には切れません。うちの子はハサミが好きなので、折り紙へ下絵をなぞったり、切ったりするのは楽しそうにしています。刃を大きく開くことや紙の動かし方を声掛けしながら反復しています。

5ヶ月間の進め方

わが家は毎朝、朝食後に学習タイムを設けています。時間は平日で30分ぐらい、休日は1時間近くになることもあります。

平日は、七田式プリントAを3枚、運筆(ピグマリオン家庭学習内の教材や線をつくる、こぐま会の線の模写など)、点描写は必ず行っています。休日は七田式プリントAを3枚と、ピグマリオン家庭学習の1講座分です。

これらに加えて、つみき(ウッディブロック)やヌマーカステンを使った数あてゲームやたし算ひき算、数のプリント、切り絵、塗り絵、折り紙などを必要に応じて足しています。

開始当初は歌を歌ったり、お話を読んだりと幼児教室風にしていましたが、現在、この二点はやめました。歌は放っておいても歌うし踊る子に成長しており、テレビや保育園で覚えてきた歌を一緒に歌うだけで十分な量です。

お話は寝る前に読み聞かせ用の本を2種類読むようになり、私から与える量としては十分確保できるようになりました。あとはその時々で、本人の読みたい本を読んでいます。ちなみに最近のお気に入りはバルバルさんだじゃれ日本一周です。

今後の進め方

今後も、ピグマリオンを軸に、七田式プリントやこぐま会のひとりでとっくんシリーズなどを追加しながら進めていく方針です。ピグマリオンは素晴らしい教材だと思っていますが、それだけでは伸ばしきれない補助的な教材や、スパイスのように一味違う教材は必要です。

どの教材にも共通することですが、1周して終わりでなく、苦手な部分や強化したい分野があれば、何周も取り組んでいきます。ただ七田式プリントに関しては、現時点(A-7まで)でコピーが必要になったことがなく、一度で満足いく取り組みができています。

ピグマリオンについては、すでに第2グレードの教材が手元にあります。しかし第1グレードの内容を深めてから進めたいと思っているので、実際に使い始めるのは1ヶ月ぐらい先かな?と予想しています。

現在は朝学習が良い具合に定着しているので、ペースを崩さず、飽きさせないことが一番の目標ですね。

一方で、鉛筆の持ち方もサポーターがないとめちゃくちゃになってしまう点が気になっています。やはり正しい持ち方でないと、せっかく巧緻性などを身に着けても発揮しずらいので、ここは長期戦を覚悟して、矯正していこうと思っています。