鉄道ドリル1年が終了、再レビュー!

教材

こちらの記事で小学生向け鉄道ドリルが発売になったことを書きました。

今回はすべて終わった感想をまとめます。取り組んだのは小1の算数と漢字の先取りを進めている年長の息子です。先取りはしていますが、最レベはトップクラス問題集等の難問を解いているのではなく、いわゆる教科書レベルの取り組みです。鉄道ドリルは日々の学習の最後のお楽しみとして取り組みました。

1年生の鉄道ドリルは、

・算数 17回分
・国語 15回分
・生活 4回分
・鉄道クロスワード 1問

という構成になっています。クロスワード以外は見開き2Pで1回分です。B5サイズのドリルで、文字は大き目なので、問題数自体は多くありません。勉強が苦手な子でなければ、5分で解けるでしょう。

ただし、さすがは鉄道好きな子のためのドリルといったところで、あらゆるところに散りばめられた鉄道要素に小鉄はまんまと引っかかり、気づけば長い時間ドリルと向き合っていました。例えば、算数の問題に出てくる電車のイラストは、相鉄だとか常磐線だとか言い始めたり、国語の漢数字が使われている駅名の日本地図に問題に出てこない駅名を追加しようとしたり…。

ひたすら楽しそうでした。

そして肝心の問題のレベルですが、鉄道好きな子が使うという前提があれば、一般的な教科書ワークのレベルです。

ただし、「はやぶさ」「こまち」「かがやき」といった新幹線の愛称しか知らないレベルの電車好きな子からしたら戸惑いがあるかもしれません。たとえば「山形新幹線つばさ137号が新庄えきにとうちゃくする~」と始まる算数の文章題や「上州七日市」「新八日市」といった駅名の「なのか」「ようか」部分を読ませる問題等があります。こういった問題は、鉄おも読者層には大ウケすること間違いなしなのですが、興味の度合いでやる気が変わりだと思いました。

とは言え、鉄おも読者層からしたら、やはり素晴らしいドリルであると力説せざるを得ない作りです。写真の美しさ、新幹線の路線図、豆知識、それからページデザインの細かな部分までこだわりが見受けられます。勉強嫌いな小鉄くんを思い描いてマジメに作られたのでしょうか。この内容で950円(+税)なら高くないです!!

ニッチなドリルであることはしっかりお伝えしておかなければ、このドリルの本来の価値が下がるので、そこはあえて言わせてもらいますが、わかる人にはわかる、そんなドリルです。

個人的にオススメしたいのは算数の文章題なのですが、絶妙な作りだったので、もっと色んなパターンの文章題を見てみたかったです。むしろ、文章題だけの問題集があったら確実に買ってしまいます。朝5分ドリルみたいな、ライトなドリルも良いですね。また次の展開があるのか、期待して待ちたいです。