【小1】チャレンジタッチを夏まで続けてみた

アイキャッチ教材

年長の11月頃、息子にせがまれて入会したチャレンジタッチ母としては5月には退会しようとしていたのですが、ついに、2学期へ突入してしまいそうです。ちょっとした先取り学習までしている息子がなぜ、学年通りのチャレンジタッチを今も続けているのか、その理由を紹介していきます。

辞めさせない優秀なプログラム

チャレンジタッチのつくりは子供向けアニメと同じです。本編・予告・オマケがセットになっており、子供心をつかんで離しません。子供が来月もやりたい、という作りを徹底的に狙ってきています。ちなみに、
本編 ・・・教科書ベースの学習パート
予告 ・・・来月以降追加になるコンテンツの予告動画
オマケ・・・ゲーム要素の強いアプリ、努力賞(ポイント制度)
です。その他、漢字、計算、英語というサブコンテンツもあります。

つまり、チャレンジタッチはメニューてんこ盛りの、いわばビュッフェスタイル学習なので、好きなものを好きなだけやって終わりともできますし、なんなら、遊びだけで終わることもあるでしょう。しかし、自分で選ぶんだという実感から、より積極的にやるという側面もありますので、子供から「やめる」とは言いにくい作りなのです。もちろん、手にしなければ話は別ですが。

きちんと身につくのか知りたい

楽しく続けることや能動的に行うことは、身につきやすいというのが一般的な見方です。しかし、私はここに疑問を持っています。正直なところ、メインの教科書レベルの学習は決して難しくはなく、選択肢ありきなので、分かっていなくても正解することもあります。そして、問題はすべて音声で読み上げてくれるので、おっちょこちょいの子でも、問題文を読み解くことが苦手な子でも、比較的解きやすいとです。これは授業についていけるか不安な子にとっては良い面でもありますが、問題文を正確に理解する力をつけさせたい場合には余計とも言えます。読み上げオンオフが出来たらより良いのですね。

しかし、間違えた問題はやり直しができますし、ちょっとした応用問題もあるので、学校のカラーテストに対応できる力はつくと思います。何より、正誤判定はコンピューターなので、丸つけミスなんてことはあり得ませんから、どこが弱いか分かりやすいことはメリットでしょう。

オススメはサブメニューのアプリ

とは言え、1年生の8月時点の感想では、オススメはメインレッスンより漢字と英語のアプリです。進度によって毎月変わるアプリではなく、1〜6まで使い続けられるアプリがオススメです。

まずはイチオシ漢字アプリ

漢字のアプリでは、学年別・漢検用・教科書の単元ごとのテスト・苦手な漢字の復習・都道府県の漢字とメニューからして充実しています。どれきでも好きなパートから取り組めるし、先取りを進める中でつまずいても、漢検用や単元ごとのテストでは、学年をさかのぼってやり直せます。

我が家の場合、メインの学年別メニューで先取りを進めて、漢検メニューから学年相当の振り返りを時々行っています。地図の好きな息子は、時々都道府県の漢字練習にも取り組んでいるようです。

チャレンジイングリッシュもオススメ

英語学習はほとんど行っていないのですが、Challenge Englishもオススメです。スモールステップで、読む・書く・聞く・話すのレッスンが組まれています。次のレベルへ行くには、簡単なテストを受ける必要があります。我が家は保育園で時々ALTの先生と遊んでいただけの英語力なので、一番簡単なレベルから始めました。とは言え、英語のやりとりを耳にしながらのプログラムなので、小さい子は特に、英語を聞く力が付きそうです。

私が中学生の頃、学校で初めてならった完全な日本語ベースの英語の授業ととはかけ離れていました。これが今の時代の英語教育か、と勉強させられました。それでもまだまだ日本の英語教育は遅れているのでしょうが…。

計算アプリは???

実は、計算は個人的に期待していたほどではなかったです。6年生までの計算問題が出来るのは確かなのですが、1年生のレベルとしては、「たしざん」「ひきざん」しかありません。つまり繰り上がりの有無や大きい数の足し算など、ぜんぶまとめて「たしざん」なのです。

その中で特訓プログラムを組むと、スモールステップの練習が出来るようになりまふが、一度満点を取ると次は進んでしまうので、「もう少し追加で」とはいきません。全部クリアして再度プログラムを組むか、途中でリセットすれば反復できますが、現実的ではないですし、あまり何度もやりたい作りではないですね。強いて言えば、タイムアタックとして、1年生の「たしざん」をごちゃ混ぜにした計算プチテストは反復がしやすいです。

また、1演習あたり10問と少ないのと、手軽ですが定着もそんなに良くないです。先取りに使っても、ヒントをみながらクリアして、次のレベルでつまずいて、嫌になってしまいました。これだけで6年生までの計算を覚えさせようというのは無謀です。

漢字のように苦手箱の機能もないので、反復もそこまでたくさんはできません。計算こそ苦手を退治してほしいところです。

親の本音と不満

親としては、「漢字だけ続けたいから、解約しても良いかな」というのが本音です。実は、漢字と計算のアプリは解約しても6年まで使えるんです。ただ、我が家の場合、まだ1年生の1学期しか受講していないため、つまずきやすいのはもう少し先のため、よけいにそういう感想になったと思います。

ただ、予告動画なし+不要アプリのオンオフが選べて、無学年制だったら6年終わりまでやり抜きたいです。子供が苦痛にならないという点では天下一品なので、基礎の取っ掛かりには最適です。無学年コースが出たら地味にヒットするんじゃないでしょうか?

いつまで続けるのがベスト?

母的には、すぐにやめるか、2年生の先取にするか、もうずっと検討中です。が、息子としては、今のまま、楽に楽しく続けたいと思っているようです。遊びの一環として学校の復習をするのは良いので続けていますが、正直、悩んでいます。さかのぼれるなら、せめて年長から1年先取りにさせたいです。

かといって、1年分の先取をし終わったらまた同じことで悩むと思います。先取りしたいなら教材費ぐらい自分でなんとかしてね!ってことですね。

【番外編】メール機能がいい!

チャレンジタッチでは「ハトさんメール」という機能があり、子供が描いた絵や写真、取り組み内容に応じたスタンプなんかを送ることができます。これにはもちろん、親が返信することが出来るので、携帯を持たない我が子とも親子間でやり取りわすることができるんです。

この機能が我が家では活躍していて、私が「ちょっと怒りすぎたな」と感じたときに、「さっきは言いすぎちゃってごめんね」なんて送ることができます。もちろん、直接言った方が良いのは当然なのですが、朝バタバタと出勤しながら、電車の中でふとメールできるので便利です。子供はちょっと怒られたぐらいなら覚えていないかもしれませんが、伝えたいことを冷静に伝えられるツールとして、活用できます。

夫婦や友達でも、ちょっと言いにくいことって、LINEだと言いやすい場合があるじゃないですか?子供とも同じで、コミュニケーションを取る手段が増えるのは、人間関係を潤滑にする手段として良いなぁと感じます。

結局のところ、オススメ度は?

受講者数No. 1のベネッセが作っている教材なので、基本的によくできています。しかし、合う合わないは子供のタイプと親が望む到達レベルによります。オススメなのは次のパターンです。

  • 教科書レベルの力を楽しく身につけて欲しい
  • 勉強嫌いな子供がいる
  • 宿題以外に勉強習慣をつけさせたい
  • 問題文を読むのが苦手
  • 親が解説しているヒマがない
  • 漢字や英語にも触れてほしい
  • 先取り学習で飛び級したいが難問は不要
  • みんなと同じ教材を使いたい

逆に、次のような方にはオススメしません。

  • ガンガン先取りしたい
  • 子供の理解力が高い
  • 子供の勉強にはしっかり介入したい
  • 学年相当の応用問題まで解けるようにしたい
  • 音を出しながら取り組めない
  • 充電すら面倒くさい
  • アプリで遊んでいるのを見るとイライラしていまいそう
  • 視力が心配

どちらかに当てはまりそうでしたか?教材選びの参考にしてみてください。