小学生新聞3紙を無料体験!タイプ別のオススメを紹介!

勉強のコツ

2022年9月現在、発刊されている小学生新聞は、朝日・読売・毎日の3紙です。いずれも無理でサンプルを取り寄せられたので、実物から見る3紙の違いを比べていきます。

中学受験に強そうな朝日小学校新聞

こんな家庭におススメ
  • 中学受験をする家庭で活字を読むことに抵抗がない
  • メインで読む子供は高学年
  • 低学年や未就学の兄弟がいる

朝日小学生新聞は通常の新聞サイズ毎日発行。1面1記事というベースの作りなので、豊富な文章量で知識を深堀することができます。サンプルではニュースより理科・社会の知識深堀系や、国語の説明文に出てきそうな内容が目立つ印象でした。

1面の見出しで「CO2」や「水素」などといった単語が使われるぐらいなので、普通の小学生の基準では3~4年生以上でしょう。その難しさゆえ、「難関校に合格した子が小学生新聞を読んでいる」という話に繋がるのだと腑に落ちました。

SAPIXの広告が目立つなと思っていたら、SAPIX環境教育センターとの共同企画で「地球環境を考えるecoのとびら」という低学年対象の漫画記事が掲載されていました。難易度は学習漫画相当です。

ちなみに同時に「朝小はじめてのしんぶん」という月イチ発行の、タブロイド判の紙面も入っていました。こちらは朝日小学生新聞にとじ込み発行されているようです。はまキッズオルパスクラブが問題を提供していて、サンプルでは重ね図形の問題(応募者プレゼント付き)が出されていたので、受験予定の高学年の子以外に、低学年以下の兄弟がいる家庭にも良さそうです。小さな子でも読みやすそうですが、小学校受験をするような賢い子~小学校低学年向けでしょう。

読売KoDoMo新聞は週刊誌感覚で読みやすい

こんな家庭におススメ
  • はじめて小学生新聞を読む
  • 学童や習い事で家にいる時間が少ない
  • 活字だらけの本を読む習慣がない

最初に読売KODOMO新聞の第一印象は新聞の白さでした。いわゆる新聞のグレーがかった紙より写真やイラストのコントラストがキレイなので、スクラップに向いていそうです。

週刊発行ということもあり、タイムリーなニュース新聞というより、ポイントをおさえたまとめ記事や、身近な話題が中心という印象です。そのため、ニュースや難しい文章が苦手な子でも興味を引きやすそうでした。

枚数も多い分、記事の内容も多岐に渡っているのと、子供のツボに刺さりそうな小さなコーナーが散りばめられているのが印象的でした。

中学受験に関していえば、四谷大塚とコラボしている「そうか!わかったぞ!」という記事ではサンプルでは生類憐みの令を分かりやすく取り上げていたり、「チャレンジ道場」では敬語に関する中学受験の問題を掲載・解説しており、普通の新聞だけでは知ることのできない知識を広げたり深めたりすることが出来ます。

読みやすさと知識をバランスよく取り入れるには読売KODOMO新聞が良さそうです。

鉄道好きには毎日小学生新聞

こんな家庭におススメ
  • 多くのニュースに触れたい
  • 毎日手軽に読み続けたい
  • 鉄道が好き

毎日小学生新聞はタブロイド判(通常の新聞の半分)で毎日発行。ニュースの記事が多く、いわゆる「新聞っぽさ」が一番強い印象です。他の新聞では1面1記事のような構成が多いのですが、3~4記事が載っているニュース面があり、広く・浅くニュースを仕入れることができます。時間がないときのちょい読みにも向いていそうです。

また、日能研監修の中学入試問題の解説や、Z会監修の四科いずれかの知識につながる解説記事もありましたので、ニュース以外の知識も広げることも。(いずれも週イチです)ただ、中学受験という側面から見た情報量では朝日小学生新聞に軍配が上がるかなという印象です。

しかし子鉄にはぴったりの「列車に乗ろうよ」というコーナーが日曜日にあります。電車の紹介が丸1面!載っていて、鉄道好きにはたまりません。今年は鉄道開業150周年の年ということも関係しており、鉄道写真の募集も一緒に行われていたり、鉄道にちなんだ記事も取り上げられている日がありました。サンプルでは鉄道が取り上げられていたのは毎日小学生新聞だけだったので、鉄道好きな子には毎日小学生新聞が良いでしょう。

どの新聞にも良さがある

結論としては、どの新聞も子供に読んでもらうためによく作られています。それぞれに特色があるので、子供の成長や興味に合わせて選べます。

小学生新聞の導入には読売KODOMO新聞、読み慣れてきたら朝日小学生新聞、鉄道好きには毎日小学生新聞です。各紙の比較は以下の記事で詳細を比較していますので、併せて参考にしてみてください。