ピグマリオンを始めて娘のお勉強ブームが到来したため、七田式プリントを取り入れたわが家。七田式プリントは1日3枚コツコツ続けるのが目標ですが、ピグマリオンとは違う「カラーのプリント」の虜になった娘は、朝夕2回行うこともありました。そして程なくして停滞期がやってきました……。
停滞してしまう理由と、停滞期を乗り越えた方法を具体的に紹介していきます。
家庭学習が停滞した本当の理由
お勉強ブームでプリントを増やしたわが家。毎日楽しそうにニコニコ取り組んでいると思っていたら、ある日突然、「お勉強しよう」と言わなくなりました。
もうお気づきかもしれませんが、娘の学習に意欲的でなくなった一番の原因は「やりすぎ」です。毎日たくさんのプリントに取り組み、満足しすぎてしまったことで、次はもういいかなと思ってしまったと考えられます。
これはケーキ1つではまた食べたいと思うのに対して、スイーツビュッフェで食べ過ぎたら「しばらくいいや」となるのと同じ現象です。つまり、楽しいけど少し物足りないという量に調整することで、「また次もやってみよう!」と思えるようになります。

わが家の場合、停滞期の真っただ中に風邪を引きました。丸2日間すべての学習から離れましたことで、習慣が完全に崩れました。
家庭学習を習慣化させるための取り組み
しかし、せっかく始めて伸びてきているところで諦めるわけにはいきません!学習時間を取り戻すために、色々な方法を試しました。その中でも効果のあった4つの方法をご紹介します。
やり切った感を出さない
停滞期の原因はやりすぎだったので、プリントは少し足りないかな?という量に調整しました。子供の性格や取り組み内容にもよりますが、小学校受験が迫っているなどの理由がない限り、たくさん出来て満足!全部やりきった!となる程の量にはしないのがコツです。物足りないと思う気持ちが、次もやりたいという好循環を生むため、長い目で見たときに習慣化しやすくなります。
わが家はここを失敗しました。そして、量の見極めは親御さんしか行えません。決まった量だからと、常に一定の学習量にするのではなく、現在の子供にとって適切な量となっているか、と毎回チェックしてください。そして、多いと思った時は迷わず切り上げましょう。
歯磨きをするように、毎日同じタイミングで、当たり前に取り組めるようになるまでは、物足りなさを生かすのがポイントです。
カレンダーにシールを貼る
学習できた日にはカレンダーにシールを貼っています。子供の目の高さに好きなカレンダーを掲示して、目につくようにします。取り組めた日は、100円ショップで売っている可愛い丸シールやスタディシールなどを貼りました。
カレンダーなので、今日の日付や曜日も自然と身に付いて一石二鳥です。娘はまだ曜日の理解は進んでいませんが、日付の言い方と、数字の読み方を覚ました。シールが貼りたくて、「おべんきょうしよう?」と誘ってくるよう日も増えてきました。

わが家はカレンダー通りの勤務なので、「赤と青はお休み、黒の日は保育園」というのも併せて教えています。
学習セットを出しっぱなしにする
以前は子供も取り出しやすい高さの引き出しに学習セットを入れていました。しかし習慣化がなくなったので、メインのものだけファイルボックスに入れて、リビングに出しっぱなしにすることにしました。あまり見た目は良くないですが、やはり目につくので、気になったものはゴソゴソと勝手に触っています。
特に「おべきょうしよう?」と誘ってきた後は、自分でせっせとプリントを取り出してくれるので、準備もはかどり、こちらも助かります。時々プリントの順番が違っていることもありますが、「自分で選んだ」という事を優先して、少々難易度が前後しても、気にせず取り組みます。
お兄ちゃん先生を導入
休日は兄妹そろって、朝食前に勉強しています。あるとき、七田式プリントをお兄ちゃんに読み上げてもらったところ、娘は大喜びしました。それ以降、気が進まない日でも、お兄ちゃん先生となら楽しく学習できるようになりました。
お兄ちゃんお姉ちゃんにもメリットがあるので、こちらもオススメです。先生役をしていると、ひらがなや数字のお手本を書いたり、問題を読んだりしますよね?分かりやすく伝えためにどうすべきか考え、実行してくれるので、アウトプットの良い練習になります。
また教えた側も教えられた側も親から褒められたり、感謝されたりするので、マンツーマンで取り組むより、多くの良い効果が生まれます。
良い事づくめのお兄ちゃん先生制度ですが、毎回行っていては効果が薄くなります。ここぞ!というタイミングのみ依頼して、多用しないことがポイントです。

お兄ちゃんは字も音読も雑なのが悩みです。妹との取り組みで少しでもていねいに行うことのメリットを感じてもらえたら…という思惑もあります。
停滞させないことが一番
娘の朝学習が滞ったことで、本当の意味で習慣化させるのは難しいと知りました。しかし幼児期は親の介入で習慣化に大きく近づくことも可能です。
コツコツ継続することは将来への良い投資となるので、たとえ停滞してしまったとしても、習慣化させるために、毎日子供の状態を見極めながら、フォローしていきたいです。

七田式プリントは1日3枚です。継続させるための「ちょっと物足りない量」に最適ですね。