ピグマリオン「まず、この3つの能力を」レビュー

アイキャッチ家庭学習

もうすぐ3歳になる娘がピグマリオンの2才児のさんすうを始めて3ヶ月が経ちました。ピグマリオンが大好きで、ほぼ毎日取り組んでいることもあり、7章あるうちの半分ほど理解が進みました。

第1章の「1~3の数理解」ができたら幼児能力開発講座の第1グレードへ進んでも良いようなのですが、まだ3歳前だから早いかな……と思うこともあり、進めずにいました。そこで、どうしても気になってしまった「まず、この3つの能力を」という教材を購入し、2才児のさんすうと同時並行で取り組んでいます。名前の不思議な教材ですが、中身はかなりおススメできるものだったので、詳しく紹介していきます!

「まず、この3つの能力を」で身につく能力とは?

「まず、この3つの能力を」はその後のピグマリオンメソッドを効果的に進めるために必要な能力育成する教材で、なんと2歳から開始することができます!2才児のさんすうの場合、「2歳前後で初めて理解の進まない場合は2歳7ヶ月ごろ行うのが良い」とされていますが、一番最初に取り組むべき教材といった位置づけです。

またこちらで習得できる具体的な能力は、以下の3つです。

指先調整能力

手首を曲げながら微細な動作ができるようにします。小さな子供は腕全体で動作をしてしまうので、指先と手首の調整ができるようにするため、段階的にトレーニングをします。

図形形態能力

物の形・長さ・角度などを意識させながら形を捉えるトレーニングです。形態的知能といわれる図形能力を育成します。

空間位置把握能力

点描写で縦・横・斜めの線を書くトレーニングです。「位置がとらえられる」ようにする力を育成します。

「まず、この3つの能力を」のセット内容は?

基本のセット内容は以下8種類の教材と、教材を活用するための解説DVDです。ただし、こちらの教材で必須なマグプレートはセット内容に入っておらず、別途購入する必要があるので要注意です。

  • マグプレートお手本集Ⅰ
  • マグプレートお手本集Ⅱ
  • 線を創る
  • 平面位置
  • キハチ(切る/はる/ちぎる)
  • 点描写Ⅰ
  • 点描写Ⅱ
  • ちぎりえ
  • 解説DVD

「まず、この3つの能力を」のカリキュラムは?

このセットにはカリキュラムはついていません。実際の教材と伊藤恭先生の解説DVDを見て感じたことは、最終的には点描写が正確にできるようになればクリアという印象でした。そのため前段階として、その他の教材を活用するという印象です。

ただ、子供がやりたがるものから取り組んでOKということなので、きっちりとしたカリキュラムに縛られるよりは、子供の反応と発達を見ながら親が判断するのが一番でしょう。とはいえ、おおよその目安が知りたい!という方もいるでしょうから、標準的な進め方を紹介します。

標準的な進め方

ピグマリオン
2歳娘が取り組んだ線を創る、キハチ、マグプレート。ドット棒Bは2才児のさんすうの教材です。

この教材は、1日2〜3枚のペースで、3〜6ヶ月で、終了する人が多いようです。

最初はマグプレート①・キハチ・平面位置です。キハチの後半はハサミを使うため、ハサミの扱いが難しい場合は一旦とばしましょう。

次に、マグプレート②、線を創る、点描写①を行います。

最後に、ちぎり絵と点描写②を行って、手首が使えるようになって上手くちぎれるようになってり、ななめの点をスイスイ結べるようになったら完了です。

「まず、この3つの能力を」の効果的な使い方は?

教材はコピーして取り組むことを強くおススメします!

キハチにもある「ちぎる」練習は、初めての子どもには難しいので、手の動かし方の見本を見せるためにもコピーは必須ですし、一度では上手くいかないこともあるでしょうから、何回か使用して訓練する必要があります。

特に「ちぎりえ」は何通りにも取り組める教材なので、原本を使ってしまうのはもったいないです!兄弟がはいる場合は、一緒に取り組んでも楽しめるのも「ちぎりえ」です。わが家は小学生のお兄ちゃんも巻き込んで、3人で制作遊びの一環として、楽しみながら活用しています。色を塗ったり、他の制作と合体させたりとアレンジが加えられて、「ちぎり絵」とは違う作品が完成することがほとんどです。

始めるのは2歳になったらすぐOK!

発達には個人差がありますが、2歳になったらすぐに取り組みはじめたい教材だと感じました。手首がしっかり動かない不器用な子は何歳であっても効果が出ますが、早ければ早いほど良いです。親子で意思疎通ができたり、マネをしたがったりするようであれば、始められるでしょう。

購入先には注意!

まず、この3つの能力を」の購入ができるサイトは2022年8月現在、公式ホームページとYahooショッピングのピグマリオンショップのみです。ピグマリオン幼児家庭学習Yahoo!店にはありませんので注意してください。

ちなみにメルカリなどのフリマサイトにピグマリオンの教材を出品している方がいますが、こちらでの購入は公式サイトでも転売や再販の禁止を呼び掛けているため、公式ショップから購入するようにしましょう。内容に不備があったり、中身が揃っていなかったりしたらさらに悲惨ですよね。

少しでもお得に購入するためには?

では、少しでもお得に購入するにはどうするのが良いでしょうか。

手厚いサポートを受けたいなら公式

公式サイトからの購入が一番サポートが手厚いです。電話やメールでカリキュラムや問題の取り組み方など、親身になって対応してくれます。

お買い得に購入したいならYahooショッピング

PayPayのキャンペーンやYahooショッピングのクーポンを使うこともできるので、お得に買いたい場合はYahooショップが良いでしょう。私個人の場合ですが、Yahooプレミアムの会員になる権利があったので、無料期間のうちだけプレミアム会員になって、3,000円引きクーポンを使って購入しました。また、PayPay祭りの期間だったので、支払いもPayPayにして抽選しましたが、残念ながらこちらは外れてしまいました。

ちなみに、Yahooショップから購入しても、進め方の相談窓口へのQRコード同封されているので、サポートが受けられないということはありませんので、安心してください。

2歳をすぎたら始めよう!

わが家は3歳前から始めましたが、年齢の目安は2~5歳と幅広いです。指先があまり動かない子は何歳であっても効果が出ると思うので、ピグマリオンの幼児能力開発講座を始めたけど、なかなか理解が進まないという場合は、さかのぼって試してみる価値もあるでしょう。

子どもの能力が伸びる黄金期はあっという間です。2歳になったら「まず、この3つの能力を」で能力開発をしてみませんか?