低学年から始めるべき中学受験対策ベスト3

アイキャッチ中学受験

現在、小2の息子は中学受験を検討しています。妊娠時から教育方針を決定して、0歳から幼児教育や知育を必死で頑張ってきた……なんてことは決してないごく普通の子です。しかし子供が成長するにつれて思春期を送る環境を整えたいと思い、中学受験を視野に入れながら家庭学習に取り組んでいます。

そのため、全国統一小学生テストなどの全国模試を受けてみたり、通える範囲の中学受験塾のテストや体験授業などを次々と受けて、塾の特色や相性をみながら、今後の方針を検討していました。その結果、低学年の今、塾に入れる前にやっておくべき事が見えてきたので、低学年のうちに必ず強化すべきポイントをお伝えしていきます。

算数は難問より正確で速い計算力

1年の頃は難問を解けるようにしようとか、先取りしようとか、色々と小難しく考えていました。しかし算数の基本は計算です。

中学受験で「基礎固めが大事」とよく言われますが、その基礎の基礎計算ですから、中学受験レベルの計算力の基礎は、通塾前の低学年でこそ鍛えるべきです。

まずは四則計算(たし算・ひき算・かけ算・わり算)ができるようにした後は、スピードと正確性を身に磨きます。公文・そろばん・百ます計算など、計算の練習方法はありますが、中学受験を検討するならこちらがイチオシです。

5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリル

5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリル

山本 裕一
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元浜学園の算数講師で、現在は算数塾を経営されてる山本先生の出版されたドリルです。内容は1桁の足し算から始まるので、1年生から使うことが出来ます。全問正解かつ、目標タイムをクリアするまで、繰り返し解けるようになるまで計算力を磨いていくのですが、1,800円で中学受験に耐えうる計算力の基礎が完成するとなれば安すぎるぐらいの良書です。

こちらのドリルの使い方と計算の大切さは、Youtubeで山本先生が直接説明されているので、こちらを見ると参考になります。

ちなみに、中学受験塾は2月から新学年がスタートするため、「5年生までにマスターする」というのは、「4年生の1月までにマスターしよう」ということでしょう。

思考力特訓も必要

同時に、図形能力や柔軟な思考力も必要だと感じています。というのも、小学校受験を検討するようになり、受験問題や教材で下手したら小学校の教科書より難しいことをしている事が分かったからです。

実際に小学校受験を経験してきた子たちは、すでに図形、空間認識、推理力、判断力…など、小学校以降で必要になる能力の土台を、具体物とペーパーを使、算数的なものの見方や思考力も鍛えられています。それに対して、当たり前に公立小学校へ進学したうちのような子は、スタートダッシュから不利です。親が積極的に関わってきっちりと教育を行っていない限り、経験値が圧倒的に不足しています。

小学校の学習指導要領では、一応低学年でも図形を取り扱いますが、ほんのわずかです。思考力の養成も、プログラミング的学習という形で、今後実施されるかもしれませんが、現時点では未知数です。

少なくとも中学受験勉強をスタートする頃には忘れていたり、身についていなかったりするのであれば、家庭で取り組むしかありません。そこでわが家で抜擢されたのがピグマリオンの思考力育成講座です。これは、図形の具体物+思考力という点から選択しました。

具体物を除けば、宮本算数教室の賢くなるパズル算数ラボきらめき算数脳などでも良いので、子供の食いつきの良いものを選ぶと良いです。

通信教育なら、知育アプリで大人気のThinkThink!を開発しているワンダーラボのワンダーボックスでも、思考力や想像力が遊びを通じて身に着けられるので良いでしょう。

国語は漢字と語彙+知識

漢字・語彙力は当たり前ですが、漢字の持つ意味まで知っておくことが必要です。たとえば漢字の問題でも、知らない熟語は文脈から推測して絞り込むことができますが、知らなければただ当てずっぽうに書くだけなので、身についているとは言えません。逆に、知らない熟語が出てきても、漢字の持つ意味から推測することも出来ます。

語彙力については、幼児期にフラッシュカードなどで四字熟語や難しい言葉を覚えた子もいるでしょうが、こちらも意味が分かっていなければ宝の持ち腐れです。そして言葉だけを覚えても実際にアウトプットする機会がなければどんどん忘れていくだけなので、日々の家庭での会話を中心に、ドリルや本で補強します。定着に時間が掛かる分野なので、早めに始めたいところです。

余談ですが、とある塾の物語文に「エルフ」という言葉が出てきました。これは2年生では知らない子も多い言葉でしょうからから、四字熟語・ことわざ・慣用句のような難しい言葉だけでなく、幅広いジャンルの言葉を知っておくことが必要だとも感じました。

4年生までに身につけたい 言葉力1100

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さらに、広い知識をつけるということも大事です。長文の場合は、説明文を読む際に知っている・知らないというだけで、子供はやる気も得点力も上下します。実際の入試問題でも、四季の行事や動植物の基礎を知っているだけで選択肢が絞られる問題が出題されることもある、と聞きました。

語彙だけでない、知識や教養は低学年のうちはどんどん守備範囲を広げていきましょう。未知のものに触れるなら小学生新聞もおススメです!

小学生なら知っておきたい教養366: 1日1ページで身につく!

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齋藤 孝
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これだけで良い!ではないが、これだけは必須

今回紹介したものは、これだけやっておけばOKということではなく、中学受験をするなら早く始めておくべきもの、という点は間違わないでください。

しかしそれ以前に、学校のテストで毎回100点が取れる力は必須ですのでご注意ください。教科書レベルの問題の理解が怪しい場合は、市販のドリルや通信教育で確実に固めておきましょう。

受講者数No1

タブレット・紙が選べる【進研ゼミ小学講座】は子供の興味を引きやすい教材です。2022年度から始まった国語算数AIトレーニングは計算・漢字だけでなく、語彙読解・数量図形の4項目が無学年で学べます。

タブレット学習の新定番

遊びの要素を非表示にできると、親御さん受けの良いタブレット学習はスマイルゼミです。手をついても書けるタブレットや、学年を超えて練習できる漢字や計算が人気です。

コスパNo1

月額2,500円からと格安で授業の予習・復習ができるのは小学ポピー。紙のドリルで着実に教科書レベルの実力を習得できます。