東北新幹線E5系、北海道新幹線H5系の車両で、大人気のはやぶさ。その名前のヒミツを分かりやすく解説します!
はやぶさという名前はどうやって選ばれたの?
E5系の新しい名前を決めるとき、約15万人から候補がの名前が集まりました。日本で一番速い新幹線となるため、スピード感と親しみやすさのある、はやぶさが選ばれました。
はやぶさって何?
隼(はやぶさ)とは世界一速く落ちる鳥の名前です。体の大きさはカラスぐらいで、冬によく見られます。ハヤブサは飛んでいる鳥をエサにします。狩りをするときは、翼をすぼめて急降下します。

他にはどんな名前の候補があったの?
公募された名前のトップ10はこんな感じでした。
1位 はつかり
2位 はつね
3位 みちのく
4位 つがる
5位 やまびこ
6位 みらい
7位 はやぶさ
8位 かわせみ
9位 ねぶた
10位 とわだ
なんと、はやぶさは7位の名前だったんですね!東北らしい候補がたくさん集まっていて、E5系への期待が高かったことがよくわかります。
他にもこんな「はやぶさ」!
「はやぶさ」という名前は昔から日本でいろんなものの愛称に使われてきました。
探査機の「はやぶさ」

はやぶさは宇宙にも飛び出しています。惑星探査機の「はやぶさ」は2005年夏に小惑星「イトカワ」へ到着した後、2010年6月ふたたび地球へ帰ってきました。世界で初めて惑星のサンプルを持ち帰った探査機です。
寝台特急の「はやぶさ」

過去にも「はやぶさ」という名前の列車がありました。1958年から2009年まで、東京・熊本間を走る寝台特急として運行していました。
フェリーの「はやぶさ」

北海道の函館と青森をむすぶ青函フェリーにも「はやぶさ」という名前が使われています。
駅とオートバイの「はやぶさ」

鳥取県の若桜鉄道若桜線に隼駅(はやぶさえき)があります。毎年SUZUKIのオートバイ「隼」の愛好家があつまる「隼駅まつり」が行われているようです。2019年は2300台ものバイクが集まったようです。
電車好きにしてみたらはやぶさといったら新幹線となりがちですが、他にもまだまだ「はやぶさ」という名前のつくものはあるので、探してみるのも楽しいでしょう。